わかりやすく伝えること その1
ブログにあげるまでがセミナーといいますが、のんびりしすぎたかな。
1月27日(土)にSPREAD(一般社団法人セキュリティ対策推進協議会)
のセミナーを受けてきました。
www.spread.or.jp
事務局からの説明
SPREADとはセキュリティ対策を広める非営利団体です。
情報セキュリティサポーターの育成・支援を行っています。
例えばインフルエンザが流行っていると聞いたら対策しますよね。
でもインフルエンザかどうかはお医者さんにいかないとわからない。
セキュリティ対策も同じで、判断はプロにお任せするけれども、
私たちはウィルスとか流行っていることを知っておくことが大切。
自分で対策できない人を置き去りにしないセキュリティ
置き去りにすると情報格差による被害が起こる。
被害にあったお金はさらなるサイバー犯罪の資金になることもある。
車に乗らなくても道路を使うなら交通ルールを知っておく必要がある
ように国民全体のセキュリティ意識の底上げのための活動をして
います。
とのこと。
初心者・シニアが気をつけたいネット詐欺 BBソフトサービス 山本和輝さん
シニアの被害事例を追いながら誰もが引っ掛かりがちな行動や心理学的
手法を紹介し、どこに気を付けたらいいかを説明してくれました。
きっかけはSNSが多い。
詐欺グループのコールセンターはとても親切らしい。
「確証バイアス」という心理学的手法を利用するとのこと。
大事なことは
- 行動を振り返る
- 違和感を感じたら 立ち止まる、自分で調べる方向転換する勇気
- ネット詐欺を防止するツールの有用性
ネット詐欺はすぐそこにある脅威だと改めて感じました。
わかりやすく伝えるということ 淵上真一さん
わかりやすく伝えるということは理解のためのコストを取り除くという
こと=伝えるコストは発信するほうが負担するのだと。
今回は初心者・シニア向けに”わかりやすく伝える”ことが中心です。
- スタートは「誰に」、ゴールは「何を」
- 何を伝えたいかにより粒度が変わる
- 全体像から説明する
- なぜ、どのようにを言わないと手順が抜けたりする。身近な伝え方が大事
- 初心者・シニアとの認識の違いがないか気を付ける
認識の違いの事例のワークでは自分の思い込みにハッとさせられました。
また、シニア向けには言い換えが大切であるということ。
「シニアになったことがある若者はいないが、シニアはかつて若者だっ
た」という講師の言葉がとても印象に残りました。
初心者やシニアには「伝わること」が大事、「伝わること」とは聴く
こと。とても深い言葉です。
カスペルスキーさんや協賛企業のおかげで受講料もリーズナブルに
していただいておりました。感謝です!
半日の受講でしたが、とても中身の濃いセミナーでした。
心に刺さる講師の説明が多く、今後の自分の活動に生かしたいと
思います。
関係者の皆様、ありがとうございました。