わかりやすく伝えること その2
1月27日に引き続き、2月24日もSPREAD(一般社団法人セキュリティ対策推進協議会)のセミナーを受けてきました。
今回は株式会社ラックさんが会場を提供してくださったとのこと。
午前中がっつり仕事して、それから会場に向かうという迷子が得意な私には(いまだに地下鉄の乗り換えが下手くそ)時間通りに集合という技のハードルは高い・・・
まずは事務局から
SPREADとは英語で広げる、のばす、または広がること。
SPREADはセキュリティ対策を広める非営利団体です。
セキュリティに関してもインフルエンザと同じで
①知る
②対策する
③専門家に相談
私たちのやることは①と②、知っておく人を育成支援する活動です。
セキュリティ対策が苦手であるとかITが不得手な人に気軽に相談できる誰かになってもらいたいというのが指導者養成セミナーのはじまりだったとのこと。
今回は中小企業の中の人に向けて「伝えること」を想定しています。
”相談しよう、そうしよう”
ウチのお客様も中小企業の方が多いので、このフレーズをお客様からいただけるよう伝えていきたいと思いました。
わかりやすく伝える~中小企業向け編 淵上真一さん
今回は相手が企業向けということで、なるほど!と頷くことばかりでした。
- わかりやすく伝えるためには全体像から説明する
- 「なぜ」と「どのように」のバランスを考える
- 聞き手の身近なものに例える
- ジェネレーションギャップも考慮する必要がある など
企業向けは「~べき」論で話しがちであるけれども、業界によって常識や目的が違うことを念頭におくこと大切だと、耳が痛い所をつかれました。
また、「錯視」により脳はまんまと騙されることを楽しく体験しました。
企業の方向けには4W2Hで話すということ。
- いつ
- 誰と
- どこに
- なに
- どのように
- いくら
この場合「なぜ」を省くのは、シンプルにメッセージが伝わるため
企業の方向けにはどのように伝えていったら良いか
- セキュリティはITを安心して利活用するための最小限の配慮である
- 経営者向けなのか担当者向けなのか
アプローチとして有効なのが「仮想常識法」←造語だそうです
- 「できない・無理」=「今は厳しい」に置き換えてみる
現状に気づいてもらい寄り添う。答えはビジネスをしている人の中にあるということ
ここで大切なのは意識の向上である
今年度のセミナー(東京会場)はセキュリティを教える対象向けに3回に分けたものになっていたそうです。
おかげで、受講しながら「こんなことに気を付けるのか」とイメージが明確になりました。
また、今回もカスペルスキーさんや協賛企業様のおかげで受講料もリーズナブルにしていただいておりました。
カスペルスキーさんのCSR活動には本当に頭が下がります。
遅くなりましたが関係者の皆様、ありがとうございました。